紅一点といえば、多くの男性の中に一人だけの女性を指す言葉です。
この言葉、元々は花を指す言葉だったということ知っていましたか?
つまり、草原に1輪だけ咲く花のある風景を指す言葉だったんです。
それが、女性を花に喩えて、 紅一点という言葉が日常に使われています。
さて。この草原に咲く花。一体何の花だったのでしょうか?
答えは、宋の時代の詩人、 安石の「石榴詩」にある漢詩が答えといわれています。
その漢詩の中に、紅一点という言葉が出てきており、 それが元なのだそうです。
では、何の花なのか。 おそらく漢字に強い人はもう、わかっているでしょう。
タイトルにある「石榴」はザクロと読みます。そう、ザクロの花なのです。
若い人の中には、知らない人もいるでしょう。一応、実は食用です。
日本では、主に観賞用に栽培されていることが多いですけれどね。
赤だけでなく、複数の色の花があるそうです。 私は見たこと無いんですけど。
このザクロ。食べると口の中が真っ赤になるそうです。
その為か人の味がする?等、色々と面白い話や逸話もあるそうです。
でも、今回はここまで!話が脱線してしまいますからね(笑
※Astraからの蛇足 密教に登場する鬼子母神が改心するエピソードです。
徹底的にはしょりますと、 人間の赤子を喰らう鬼子母神を改心させるために、 お釈迦様が大勢いる鬼子母神の子供の一人を連れ去ると、 鬼子母神は悲嘆にくれて泣き崩れる。 そして、「お前は大勢いる子供が一人いなくなっただけで悲しんでいる。 なのに、子供を喰らわれた母親の心がなぜ解らぬ」と諭され、 改心して安産の神様になるお話。 代わりに、ザクロを捧げるようになったとか。
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