殿堂ゲームのレビュー「かまいたちの夜&弟切草」編
レビュー作者(タロット)発売元(チュンソフト)ジャンル(AVG)機種(SFC)


第三回目の、紹介するレトロゲームは「かまいたちの夜&弟切草」です。
と、書き出しましたが、今回も、先に断っておきます。

これらはあくまでも、私個人の意見だということを付け加えておきます。
別に紹介しなかったからといって他のソフトを批判しているわけではありません。
あと、所々で妙な言葉が入ったり、読みにくいのはご愛嬌。

さて、なんで今回は2タイトル同時なんだといいますと。
理由は、どちらも優れた作品であると同時に、サウンドノベルを位置付けた作品であるから。
両作品ともに、別々に分けても書けるのですが、今回は両方一緒に書いたほうが得策と思い、こうしました。

まず、弟切草からです。
サウンドノベルという、シリーズとしてはこれが初期の作品といえるでしょう。
1992年にSFCのソフトとして発売され、その恐怖が話題を呼んだ「弟切草」。
サウンドノベルという、今までにないAVG形式はプレイヤーを恐怖に陥れました。
ホラーの迫力を醸し出す、グラフィックやサウンド。そしてストーリー性の高い内容ということなし。
また、選択肢の内容によって話の内容が変化するマルチエンディング。
ゲームジャンルにおいてAVGの新スタイルが確立された瞬間といえます。
この後、ほとんどのAVGがこの形式を取り入れるようになったのはいうまでもありません。
(それまでは、選択コマンド式のAVGが主流だった。例としてはファミ探など。)
その後、99年にはプレイステーションから「蘇生編」としてバージョンアップ版が発売。
そして、このゲームが優れていた証として、さらに小説、映画と次々と形を変えて作品は進化していきました。
2001年にはDVDとしても登場。古い作品が素晴らしかったと、世に認められた瞬間といえます。
今思うと・・・。怖かったですね。夜中に絶対にやってはいけないソフトだったかも・・・。
でも、実を言うとかまいたちの方が私は好きです。洋館ってなんか現実離れしていて・・・。
作品としては文句なしの出来でした。そして・・・それから2年後。

1994年、伝説的サウンドノベル、かまいたちの夜が発売されます。
販売数120万本以上という驚異的な売り上げを記録しました。
ゲームを知らない人でさえ、名前を知っていたというんですから驚きです。
サウンドノベルのFFシリーズ?
前作が洋館だったのに対し、今作は雪山にあるペンションが舞台。
ペンションにて行われる殺人事件。犯人は誰か?
「こんや 12じ だれかがしぬ。」をキーワードに事態は展開していく・・・
前作を超える、グラフィック、サウンド。そしてストーリー。(宣伝文句みたい)
プレイヤーを轢きつけてやまないその独特の世界観には多くの人がのめり込みました。
あのペンション、実在しているのを実際に使ったとか。本格的ですよね。
前作にもあったように、いつまでも楽しめるようにという気遣いは素晴らしかった。
でも、主人公とヒロインが常に行動する+微妙な関係の構図はチュンソフトのお気に入りなんでしょうか?
前作によく似たあのパターンはどうなんだ?これだけが唯一の気になった点・・・。
その後もサウンドノベルの代名詞として、多くの支持を集め、人気は衰えず・・・。
弟切草同様、こちらもPS版で復刻。その後は、GBA、J-PHONEの携帯アプリ、などにも復刻版として発売。
最近では、主演藤原竜也と内山理名でドラマにもなりました。
(内容は後半にちょっと不満が残る。時間が短すぎたのが原因?)

そして・・・7月18日。ついに復刻版ではなく、続編かまいたちの夜2が発売。
今回ばかりはPS2が非常に生かされる作品となるんでしょうか。
サウンドノベルにおいては、グラフィックとサウンドの向上はよい作品を作る温床となりますからね。
ただ、前作が素晴らしかっただけに、多くの作品同様、前作を超えれなかったとなりそうで怖い・・・

うーん。今回はなんか書き足りないです。
両作品とも、私のAVG嫌いに当てはまらない数少ないシリーズとして入っているので・・・。
今思うと、初期のサウンドノベルである「弟切草」発売が、10年前なんですね・・・
「かまいたちの夜」でさえ、8年前。私が中学時代ですから、相当古いことになりますね。
今ってこういうのも三角マークつくんですかね?描写がリアルだとかで・・・。
もしそうだったら、今の私は存在していませんね。くだらないゲームばかりで育つことになったでしょうから。

さて、さっきも書いたように、続編が7月18日に発売されます・・・。同時発売、パワプロ9・・・。
サイト上の攻略の関係でパワプロ9が最優先なのが辛いです(;;
攻略終わったら、買います。中古になってるかもしれないけど・・・。できることなら、両方欲しいよう・・・。
泣きが入ったので、今回はここまで。サウンドノベルを世に広めた作品。機会があれば是非どうぞ。

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