この項目では、剣の扱い方、

すなわち剣での狩りの仕方を、三種類に分類して紹介する。
もっとも、これはAstraが旧キャラで編み出した独自の戦術論なので、
合わない人もいるだろう。
そこだけ注意して実践してほしい。
二箇所に分類されている剣があるが、どちらの使い方もできるため、
あえてそうしてある。

剣全体に共通すること
剣は、ほとんどの敵とほぼ同程度の射程距離を持つ。
ゆえに、間合いの調節こそが最大の焦点となってくる。
槍も間合いは重要だが、剣は敵の間合いも考慮する分、
常に、攻撃と回避のバランスを考えて行動する必要がある。

剣の優れた点は、能力のバランスと種類の豊富さはもとより、
縦の攻撃範囲が判りやすい点が大きい。
振ってみて、剣本体と閃光の部分、実際はそれよりやや大きい。
剣での戦闘は、主に縦軸をずらした攻撃と回避がメインになる。
目安は、自分が上側にいる場合、自分の足元に敵の頭がある位置、
下側にいる場合、頭が敵の足元にあるくらいの位置が望ましい。

重要なことをひとつ。
元爪士が軽剣を使った場合、向いていると思うかもしれないが、
爪と似たような感覚で使っていると、痛い目に遭う。
同様に、元槍士が重剣を使った場合も、痛い目に遭う。
理由は単純、当たると思っていた位置で当たらないから。
剣では零距離戦闘はできないし、
敵の射程外から一方的に攻撃することも不可能。
染み付いたクセは、強敵と戦うほどに顕著に現れてしまうため、
注意が必要になる。
どちらの場合も、一度中剣を経て、まず剣に慣れよう。

軽剣
使用武器:ショートソード、ブロードソード、精霊剣、赤の精霊剣、刀
これらの武器は、威力が低く、振りの速さに特化した武器だ。
当然、殴り合いに向いていると思われがちだが、そうでもない。
理由は単純で、剣での殴り合いはスタミナの消耗が激しいからだ。
このやり方では、軽剣を有用に使っているとは言い難い。

では、どうするのか?
これも、とても単純で、敵に張り付くようにして連続攻撃を叩き込む。
具体的には、自分と敵の射程を正確に把握し、
常に、そのギリギリのラインを保ち続ける。
立ち位置は、敵のやや斜め上か、斜め下が望ましい。
この状態であれば、敵の攻撃を少し動くだけでかわし、
即座に振り向いて、二発の攻撃を当てることができる。
軽剣とはいえ、二発打ち込めば、重剣のダメージをも凌駕する。

画面端が近くなってきたら、ターンを考えなければならないが、
軽剣の場合、ギリギリまで粘ってかまわない。
ある程度の攻撃スキルがあり、適正な敵を狩っているのであれば、
画面端まで追い込まれること自体、どこかでミスをしている。
(天界に到達すると、これは仕方がない。敵のHPが異様に高いため)
ターンする際には、まず敵の背後近くまで普通に走り、
摺り抜ける瞬間に一撃を当てる。
敵が攻撃してこなければ、振り向いてもう一撃加えよう。
その後は、間合いを調節して同じことを繰り返す。

重要なのは、攻撃も回避もギリギリのラインで行うため、
挙動が少し遅れると、空振りしたり、攻撃をくらってしまう点。
踏み込みすぎて逃げ切れず攻撃をくらう、これが一番の失敗。
常に一定の間合いを保つ練習を繰り返そう。
格好良い言い方をするなら、軽剣は、迷ったら負けである。

中剣
使用武器:ブロードソード、クリスタルソード、シミター、フランベルジュ、
ファルシオン、クリムゾン
これらの武器は、一様に振りと威力のバランスに優れ、
これぞ剣、といった戦い方ができる剣だ。
2ndで剣を使う場合、まずは、このクラスの武器を使おう。
キーワードは、臨機応変。

立ち位置は、常に敵の間合いのやや外側に構えよう。
自分の間合いからもやや外れるが、
振りと攻撃判定発生までに僅かなラグがあるので、
このくらいが丁度良い間合いとなる。
左ボタン、もしくは攻撃ボタンは押したままにしておいて、
常に剣先が相手に当たるように動き続けるのが基本。
このクラスだと、振る→当てる→敵の射程外に逃げる、が
自然にできてしまうのが特徴だ。

中剣は、バランスそのものが良いので、
これ以上特記することはない。
各武器にやや性能差があるので、それぞれの使い方を明記する。

ブロードソードとクリスタルソードは、
威力よりも振りに傾いているため、攻撃をメインに考え、
敵の攻撃をくらいそうなタイミングの時のみ、回避行動を取る。
斬っては逃げ、斬っては逃げを繰り返すだけでいい。
注意する点は、敵よりも攻撃速度がずっと速いため、
調子に乗ると大事故を起こす点。

シミター、ファルシオン、クリムゾンは、
威力と振りのバランスがいいため、
敵の動向に気を配りつつ戦うことができる。
SPが低い時は、回避のタイミングを意識しておくと良いだろう。
攻撃は自然の成り行きに任せていれば、
いい具合に敵の間合いを外していけるはずだ。
逆に、シミターのSP2以上の場合、上記のブロソやクリ剣のような
大事故を引き起こす恐れがある。

フランベルジュは、やや威力に傾いた剣。
振りが敵の攻撃スピードよりやや遅く、重剣に近い使い方になる。
敵の攻撃態勢に合わせて攻撃するように心がけると、
良いテンポで攻撃ができ、連続攻撃も十分狙える。
敵の攻撃が止まったら、すかさずラッシュしよう。
他の中剣より、やや大きく動くのがポイントだ。

重剣
使用武器:フランベルジュ、銀のフランベルジュ、
ツヴァイハンダー、クレイモア
これらは、剣の中では振りが遅く、攻撃力に特化した剣。
敵よりも攻撃スピードが遅いため、
当然ながら、軽剣や中剣とは、使い方が大きく異なる。
キーワードは、一撃必中。
重剣とはいえ、重槍ほどの威力はないし、振りもずっと速い。
ゆえに、重槍よりも、確実に当てる技術が重要視されてくる。

振りが遅い割に射程の短い重剣は、
とかく、敵の間合いから離れることを意識しよう。
離れた位置で待機し、攻撃の起点を敵の空振り直後にすることで、
一切のダメージを受けずに強敵を倒すことも可能になる。
理想は、予想される敵の攻撃範囲からやや離れた位置に待機し、
タイミングを見極めて降り始め、
敵の攻撃判定が消滅した瞬間に振り向いて当てる、というものだ。
重槍との差は、ここから連続攻撃を叩き込める点。
敵の攻撃態勢が始まる→逃げつつ振り始める→
空振りを誘う→振り向いた瞬間に剣先が当たる
これが、最も理想的な流れと言える。
基本的に、敵に合わせて行動するのが正解だろう。
もちろん、敵が攻撃の手を止めたら、可能な限り連打しよう。
暴れている敵には手が付けられないのが欠点だが、
冷静に状況を見極める余裕を持つように心がける。
ターンする際には、空間を大きく使い、常に敵の射程外を保つこと。
例外として、敵の空振り直後に突撃し、そのまま摺り抜ける方法も。
こちらは、ルメルトリザードやナイトオブヴァイスなどの、
移動速度は普通だが、突進力がある敵に有効となる。

余談だが、威力が大きく、振りも全体的に見ればそこそこな重剣は、
2対1の戦いにおいて、高い効率を発揮する武器でもある。